ひかり埃のきみ: 美術と回文
上から読んでも・・・
小学生のころ「上から読んでも、下から読んでも同じ言葉」があると知った。
「しんぶんし」とか「たけやぶやけた」など、誰が言い始めたということもなく軽いブーム的な時期があった。
また、上から読んでも下から読んでも同じ名前の先輩がいて(当人の心情は複雑だったと思うが)今でもよく覚えている。
数年前、何気なくTVでサッカーバラエティーを見ていたとき、オープニングに女子アナが「最近、回文に凝っていて・・」と話していた。
この時初めて、上から読んでも・・・のことを「回文」というのを知った。何気にかっこいいと思った。
最近、ふと回文のことを思い出し、どんなのがあるのかネットで検索してみたところ、心に染みる一節があったので紹介する。
「世の中ね、顔かお金かなのよ」・・・うー!キツイ。それが全てではないと思いたいが回文という制限の中、この一節を知ることができたことがうれしい。少し小学生に戻った気分になる。
回文への気持ちの高揚を押さえられず、京都府建築士会の方へ送る一節に挑戦してみた!
建築士会は、「イカした士会(いかしたしかい)」
(京都府建築士会 京都だより2017年6月号掲載)