レヌ・アロラのおいしいインド料理
年末に急遽福岡の実家に帰ることになり、そのついでにカレー塾に行くことにしました。
妹が面白い料理教室の話をしてくれたのがきっかけでしたが、博多で美味しいカレーを出す店は、その人のところで修行した人多いとか、おでん屋をやっている友人が伝授してもらったカレーを店で出したら、お客さんが残りのカレーを全部買って帰ったとか、私の父が実は塾長の店の常連客だったとか…
そんな話が続いてしまうともうこれは行かずにはいられない性分です。古いビルの一室で頭にタオルを巻いたいかにもインドを放浪していそうな塾長が、鶏のさばきかたから丁寧に教えてくれて計4時間。
コツは教えてくれるけど分量はすべて適当。「今のそれどれくらいいれましたか?」「えっ?これぐらいかな。」とか「適当に作ることを覚えてくださいね。」とか。
見て学んで、後は自分で考える。その教え方の姿勢、個性的なカレー職人を輩出しているのが妙にうなずけます。この人に教えてもらったらみんな違うカレーの味だけど、でもきっと全部美味しい。
探求に余念がない塾長はさらにカレーを極めるため南インドに旅立つそうで、戻って来たらまた何を教えてくれるのやら。
私は今年も暇を見つけて、塾長に教えを乞う気満々であります。
(京都府建築士会 京都だより2017年1月掲載)