声に出して笑える日本語
ファッション業界では当然のように「流行は繰り返す」と言われている。
どんなジャンルでも昔のものが再評価されることはよくある。
最近住宅撮影に行くと結構な割合でオーディオルームがある。
二重サッシに防音扉。大型のクラッシックなスピーカーとレコードプレイヤー。
だいたい数千枚のレコードコレクターで、ジャズがメイン、こんな感じだ。
建築士に住宅設計を依頼するくらいの、こだわりを持っている建築主だからかもしれながいが、とにかく音楽を趣味にする人が多い。
なんでも、レコードには人間の耳で聴き取れない音や微細な音など、CDより多くの情報が含まれているらしく、そのあたりもコレクター心理を刺激するのだろうか。
「流行は繰り返す」つながりでこんな事例がある。
事の真偽は定かではないが、なんでも最近オヤジギャグが若い人には新鮮(肯定的)に受け止められ始めている気配があるとかないとか。
今度の撮影の時、現場で若い人見つけたら試してみよう。
「あ、シャッター押ししゃったー!」
きっと無視されるだろう・・・。
「声に出して笑える日本語」(光文社知恵の森文庫)(立川 談四楼 著)
落語家にして作家でもある著者ならではの「耳の付け所」が冴え渡る! 確実に笑えてタメになる傑作エッセイ。ほんのわずか、千回に一回間違った言葉も見逃さない。さすが、言葉のプロフェッショナル。