茶の本
茶の本
コロナで困ったことといえば、休みの日に通っているお茶の稽古がめっきり減ってしまったこと。免状も最終段階に入り、余生の楽しみのため、今年から本腰をいれて稽古をしようと思った矢先に、オミクロンでまた中止。茶道関係のイベントもことごとく中止で、不要不急の習い事とはいえ、これだけ日があいてしまうと、果たして再開時にはどれだけ、体が覚えているのか不安に思います。
仕事だけの毎日で、人とも会食する機会もめっきりと減り、そんな生活もさほど支障は無いなと思う一方、人との繋がりの希薄化に慣れてしまうことにも不安を感じます。
コロナの感染も高止まりで、蔓防が延長になりそれも不安、北京オリンピックが終わって早々、ロシアがウクライナに軍事侵攻して、それも不安。私はいたって健康で元気ですが、世の中の雰囲気が悪くてしょうがありません。
そんな中、ちょっとだけ明るい話題がありました。以前勤めていたスタッフが、女の子を出産し、今いるスタッフも五月に第二子を出産します。実家の父がバジルを植えたとか、知人のお子さんが高校を合格したとか、小さな吉報をもらうと少しほっこりします。
なんてことのない春らしい話題に、少しでも明るい兆しを感じたいなと思うのです。
(京都府建築士会 京都だより2022年4月号掲載)
茶の本
日本の美の心を茶道の美意識から説き起こして、世界に衝撃を与えた名著の初の。ビジュアルブック化。大川裕弘氏の美しい写真と共に、その世界観が味わえます。