流れがわかる デンマーク家具のデザイン史
流れがわかる デンマーク家具のデザイン史
住宅の設計をして、家具を選ぶとき、WEBカタログやサイトなどを時間をかけて見ています。有名メーカーの家具サイトもさんざん見つくしますが、最近では、アンティークの家具を探すこともしばしばで、家具のオンライン通販というのも慣れてくると、実物を見に行かずともネットの写真だけで判断できるようになるものです。
せっかくなので私が良く利用しているサイトを二つほどご紹介したいと思います。
DEMODE FURNITUREは、いくつかのジャンルが異なるショップが集まったショッピングモールサイトです。海外のアンティークから国内のアンティークまで、時代やテイストなどもバラバラですが、センスが良くて無国籍な感じが面白いサイトです。
もうひとつは、TRAM。北欧の家具や雑貨を取り扱ってるサイト。商品数は多くないのですが、家具などのメンテナンスの状態が良いので気に入って、良く購入しています。先日、国からもらった給付金も、ボーエ・モーエンセンのビンテージの椅子二脚に、費やしてしまいました。クライアントの家具を見ているつもりが、ついつい自分のものを買ってしまうこの衝動。家具選びは、スタッフにお願いしたほうが良さそうです。
(京都府建築士会 京都だより2020年9月号掲載)
流れがわかる デンマーク家具のデザイン史
コーア・クリント、ハンス J. ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、フィン・ユール……なぜ、デンマークから数々の名作椅子が生まれたのか。
デンマーク家具のデザインについて、前史、クリントが礎を築いた萌芽期(1910~30年代)、黄金期(40~60年代)、衰退期(70~90年代中頃)、再評価期(90年代中頃以降)を経て、現代に至るまでの変遷をわかりやすく紹介した書籍です。