旬を楽しむ梅しごと
旬を楽しむ梅しごと
トイレットペーパーやマスク不足に始まったコロナ禍の品不足は、最近では体温計やWEBカメラなど、生活の様式が変わったことで、日々様変わりをしているようです。
私の生活も、会議や打ち合わせは、ZOOMを使うようになり、昼食も夕飯も家庭で作るようになって、めっきり外食が減りました。おかげで、我が家では、お米と梅干しの消費量が、ぐんとあがっています。
家の梅干しは、実家の母が毎年漬けてくれていて、私と妹はこれをあてにして生活しています。母が梅干しを漬けられなくなったら、どうしようかといつも二人で話しているのですが、ちまちました作業が好きで、料理の手間は、あまり苦にならない私たちでも、この梅干し作りだけはハードルが高い。
梅の選定にはじまり、梅雨時期の塩漬け、晴天が続く三日間の土用干し(これ絶対必要)、梅干し作りは、家にべったり居ないとできない家仕事です。外で働く私たちは、なかなかそんな時間がとれないので、すっかりあきらめていたのですが、急速に進んだ世の中のテレワークで、最近、できそうな気がしてきました。
今年はまだ早いかもしれませんが、来年の今頃は、
「梅干しを作るので、しばらくテレワークします。」なんて、言ってみたいものです。
(京都府建築士会 京都だより2020年8月号掲載)
旬を楽しむ梅しごと
薬膳研究家の著者による、楽しくて暮らしに役立つ「梅しごと」