かたちのなまえ
かたちのなまえ
今年になって発生した新型ウィルスコロナの拡大に備え、ここ数日の間で、軒並みイベントは中止となっています。私が関係している、二月に開催するはずだった建築女子会のイベントも延期となり、方々にお詫びの電話をすると、「あぁ、やっぱりですか。」とみなさん口をそろえておっしゃいます。
世界全土を巻き込んだこの騒動が、いつ鎮火するのかわからない、不透明なムードが漂う中、今、何より気がかりなのが、六月に計画しているベトナムへの社員旅行のこと。飛行機はすでに予約したものの、果たして行けるのか…
アテンドしてくれるベトナムの友人に現地の様子を聞くと、二月あたまからベトナムは、幼稚園や小学校が休校となっていて「なんとも言えないよ。」と言われてしまいました。ちなみに今回のベトナム旅行の目的は、ヴォ・チョン・ギアの建築見学と安南焼を買いに行くこと。この記事が載るころには、なんとか感染拡大が収まって、予定が変わらないことを祈るのみです。
(京都府建築士会 京都だより2020年4月号掲載)
かたちのなまえ
野瀬奈津子さんの体験から生まれた新たな気づきに富んだ文章と、想像をかきたてるような静謐で美しい濱愛子さんのイラストで、日本美術や工芸品につけられた「かたちのなまえ」を紐解く本。