南インド キッチンの旅

南インド キッチンの旅

文 岡田良子

 

南インド キッチンの旅

「残業しない」を目標に事務所を移転したにもかかわらず、一週間の半分ぐらいは、夕食を事務所で食べます。うちの事務所のキッチンは、一二〇〇サイズのミニキッチンで、奥行き五〇センチとあまり広くありませんが、壁に設けたフックや置家具などで、その機能をなんとか補っています。キッチンの前に木製の窓があって、外を見ながら蕎麦などゆでていると、仕事の合間にホッとした時間を過ごすことができます。
最近は、対面式のオープンキッチンが主流となっていますが、私個人的な話でいうと、日常的な料理は孤独な作業だと思っていて、人とわいわいやりながら作るなんてちょっと無理。段取り良く、きれいに片付けながら、手早く作りたい。これは、あくまでも理想ですが…
キッチンの設計段階で、どうやって料理をつくっているか、みなさんに良くおたずねします。それぞれ個性があって面白くて、私と違うなと思うことも多いのですが、使う人の習慣みたいなものが継続できて、今より少し便利になるように心がけています。
慣れ親しんだ習慣は、他人から見たら不便そうなものでも、その人にとっては、一番居心地の良い方法だったりすることもあって、「生活のくせ」みたいなものが、ディスカッションで見えてくると、キッチンの設計は特に楽しいなと思います。

(京都府建築士会 京都だより2019年7月号掲載)

南インド キッチンの旅  
建築家の日本人著者が、南インドのキッチンを訪ねた記録です。美しい本をつくることで有名なインドのタラブックスから二〇一七年に英語版が出版されましたが、これはその日本語版。二十一のキッチンは、住んでいる人の属性や家族構成によってさまざま。切ったりする作業は、床に座ってやることが多いようで習慣の違いを感じます。尋ねたキッチンで作った料理のレシピも、南インドの郷土料理で興味深いものとなっています。

南インド キッチンの旅
南インド キッチンの旅

DATA

著者:斎藤名穂

発行:ブルーシープ

定価:2,700円(税込)

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