高台寺アパートメント
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狭い家で暮らす
京都東山区の築30年のとても小さなマンションリフォーム。2人暮らしの56㎡です。狭い空間ですきっり暮らすことをテーマにした住宅です。
マンションなどの比較的狭い家を設計する際は、まず収納計画から始めます。スペースが限られますので、まず所有する物の量を決めること。
リフォームに合わせて、少し生活をスッキリさせることが必要です。本当に必要なものだけを手元に残すようにしましょう。
収納を考える
まずは玄関。造り付け家具に、本、掃除道具、生活備品、傘などを効率良く配置しています。収納棚の中にコンセントを設けて、電動自転車の充電器や充電型掃除機を設置しています。
リビングの棚の中にもコンセントを設置。インターネットや電話などルーターや配線は一切見えないようにしています。
狭い部屋で、電気製品の配線がぐるぐるとトグロを巻いていると、埃たまりになったり掃除の邪魔になって、なんとなくイライラしてストレスが溜まるもの。
狭いからこそ、すっきりさせるには物の置き場所を決めたほうが良さそうです。
造作家具は楽しい
家具をデザインするのがとても好き。リビング・ダイニングや玄関、洗面所などイス以外の家具は全て、SpaceClipでデザインしています。玄関入口のベンチや、テレビ台、ダイニングテーブル。小さな空間だからこそ、密度を上げて設計しています。
材料はナラ材と真鍮をメインに使用していますが、どちらも経年変化が美しい素材です。いつも一緒に仕事をしている家具屋さんにお願いをして、同じ材でキッチンもつくってもらいました。
天板はステンレスですが、扉はナラの無垢板を使用しているので、湿気の多いときはかなり反ります。それも無垢素材ならではのかわいい特徴だと思っていただけたらと思います。