宇治矢楽のマンション
築21年のマンションのフルリノベーション。
間口が5.9m、奥行11.4m。67㎡の3DKマンションの間取りを2LDKに改装しています。
オーナーさんからは、「玄関の収納が少ない、風通しが悪い、部屋干しスペースが欲しい、収納効率を良くしたい、キッチンが手狭」をなんとかしたいという要望でした。
マンションリフォームの風通し
一般的なマンションの間取りは、水回り、廊下、居室が川の字状に並んでしまい、共用廊下とバルコニー側の居室の環境差が大きくなります。バルコニー側は快適だけれども、共用廊下側は寒い・暑いという環境をできるだけ解消できないか?というのがこのリフォームの大きな課題でした。
解決策として、部屋と部屋の間に、共通のウォークインクローゼットを設けて、風を通すようにしました。
効率の良い収納
前のプランは各部屋にしか収納がなかったので、廊下側に物入を設けて生活雑貨類の収納を作っています。収納は何をどこにしまうのか?それがどこに必要かを考えて設計するようにしています。
手狭なキッチンの面積は変わりませんが、キッチン自体を少しコンパクトにして、家電や食器の収納部をきちんと確保しました。キッチンが小さくなった分は、カウンターを作ることで作業スペースを広げています。
部屋干しスペースは、リビングの天井に埋め込みのカーテンレールを設置して、薄いカーテンで部屋がゆるく仕切れるようにしています。ドレープがきれいなカーテンを利用することで、物干しスペースも部屋のインテリアの一部になるよう工夫しています。