
竹野屋
旅館のリノベーション
島根県出雲市の創業140年の老舗旅館のリノベーション。
木造本館のロビー部分とコンクリート造3階建ての客室棟を設備も含めて改修。
木造の本館は出雲大社の参道に面しているということもあり、昔の佇まいを残しつつ、傷んでいるところを修復し、伝統的な素材を使った古色仕上げにしています。
内部は、耐震格子や耐震壁をバランス良く配置して、地震に不安なところを補強しつつ、昔ながらの旅館の玄関となるよう、インテリア・照明もふくめて改修しています。





省エネ効果
コンクリート造の客室棟は、1階のダイニングルーム、大浴場、ラウンジ、2階3階の客室の仕上げや設備をすべて解体して、一新しています。
本館からのつなぎ目になるラウンジは、ソファや調度品を置いてくつろげるスペースにし、ダイニングルームには、エコウィンというハイブリッド型の輻射熱の冷暖房を設置することで、省エネ効果と広い部屋の中での空調の温度差を改善するようにしました。




既存客室で問題になっていた、換気設備の不具合、部屋の使い勝手の悪さなどは、新しい設備を取り入れ、客室内の動線が快適になるようにレイアウトを変更しています。
GA総合建築研究所との共同設計


